移住のトリセツ

 

移住のトリセツ

tusmikiの家創り

海・山・川すべてを満たす自然豊かな環境は何よりもの宝物。同時にちょっと苦労することもある。

逗子・葉山への移住もありかも!?とお考えのあなたへ。
私を含め東京人がイメージする「海のある暮らし」は、そのほとんどは良い面のみにスポットが当たっていますので、憧れる方が多数だと思いますが、実は結構大変なんですよ。

たとえば、東京のベイサイドのタワーマンションに暮らす知人も「海のある暮らし」という意味では海との関係性は身近と言えるのですが、この場合体感的には、風向きによって多少潮の香りがするかも!?くらいですね。対して、逗子・葉山の海に近い暮らし、たとえば海まで徒歩数分という場合ですが、風の強い日は砂混じりになります。海側を走る国道134号も路面が砂だらけというのは、たまに東京から来ても気がつくかもしれませんが、実際に暮らす上では、屋外のクルマは砂だらけ、家の窓はサッシ枠にビックリするくらい砂がたまります。

こんな日常ですから、東京で暮らしている人間からすれば、エッそうなの!?という感じですし、体感的にも理解し辛いですよね、やはり、これも前回までに書きましたが「良きアドバイザーとの出会いが大切」ですね。海に近い暮らしならではの憧れ的な良い部分だけでなく、苦労や気をつけること、ちょっとした対策などなど地場の方でないとわからない暮らしの知恵や地場で家づくりをしている会社だからこそのノウハウの蓄積があります。これらの有無は後々大変なことになりますので重要ですね。教訓「海近暮らし恐るべし!」。

chapter 004 <第4話> 海のある自然豊かな暮らしと都心を両立する贅沢

逗子での暮らしがスタートしました。暦は9月、季節はまだ少し夏の名残のある秋の入口という感じでしょうか。夏の人出もすっかり納まり逗子海岸も、ほぼ地元の人たちのみという風景です。借り住まいとして引っ越して来た逗子のお家は、海にも逗子駅にも徒歩10分くらいの戸建てです。東京の自邸は駅から5分くらいでしたが、海はありませんでしたので、どちらが良いかはさておき逗子の住まいは従来とは暮らしの環境が名実共にガラッと変わりました。

東京と比べるともちろん断定はできませんし、個人差はあると思いますが、逗子・葉山で暮らす人たちのおおらかさ、時間軸の違いを発見できます。我が家は昔から隣近所はもちろん、暮らす街の人たちに恵まれることが多いので、親しく愉しくなりますし、それは日々の暮らしにもとても助かっていましたが、逗子でも同様に近隣の方々が皆さん明るく、とてもフレンドリーなのです。これは、暮らす上では大切な部分だと思いますし、これだけでも随分と気分的にもここち良く感じられますね。

そして、徒歩圏に海があることで散歩がてら逗子海岸へという暮らしが現実です。海は良いですよ!日々景色は違いますし、逗子・葉山なら海の向こうは富士山です。手前に江の島を見ながら、きれいに富士山が見えるこの景色は癒されます。波の音と空を舞うトンビの“ピー・ヒャラヒャラ”という鳴き声をBGMにここち良い風を感じるとリフレッシュできますよ。夕景も思わず見とれるくらい綺麗ですし、まさに自然がくれた宝物を実感できます。

もちろん海に近いことで招じる、出だしに書いたデメリットもあるのだが…。
それでも、いつか逗子・葉山にセカンドハウスをなんて夢を描いていた東京時代から、いまこうして逗子での生活を始めると、やはりその夢は決して間違いではなく魅力は増していきますし、逗子・葉山に自邸を建てたい!という想いへとつながります。

いまや都内から電車で1時間ちょっとをかけて逗子駅に帰ってくる。いままで東京では、ほとんどのところに30分以内で行ったり来たりできていた便利さからすれば、ちょっとした長旅感があるのですが、不思議なもので遠いなぁと感じることはありません。逆に結構良い時間として活用できていたりします。車窓からの景色も横須賀線なら鎌倉や北鎌倉を通りますので季節感も感じられますし素敵な眺めですよ。読書をはじめ、仕事のアイデアや考え事を整理整頓したりと思っていた以上に良い感じです。

まぁ唯一、都内のように電車の本数が多くありませんので、時刻表を見ることは習慣になりましたし、同時に都内から何時の電車に乗れば帰れるのか?ということも気にする生活習慣へと変わりましたね。近頃は新型コロナ以降、飲食で夜遅くまで出歩くことも少なくなっているので、良くも悪くも新しい生活習慣とやらで終電に乗り遅れるという心配もありませんが。外でお酒を飲む機会も劇的になくなりましたので、クルマで出かけることも多くなりました。アクセスの主要ルートとなる第三京浜は昔から馴染みもあり大好きな高速道路でもあるので、1時間で逗子と都内を行き来できるのはドライブとしてはちょうど良い距離感なのだ。

もともと東京で生まれ育っているので東京にも詳しいですし、都内の路も熟知しています。ここにプラスして、海があり自然豊かな風景と美味しい食材に恵まれた逗子での暮らしがある訳で、1時間で両方のスイッチを切り分けながら満喫できるのです。愉しいですよ!

…to be continued

next <chapter 005>
逗子駅に帰ってくると、ホッとする、家づくりの愉しさ

<日常風景・逗子>
逗子の日常風景として、海側に歩くとマリーナがありヨットやクルーザーがいっぱいです。東京だったらコインパークのクルマのような感じですかね(笑)東京でも木場の方へ行くとマリーナはありますけど、自分の家から徒歩5分くらいでマリーナがあり、そのすぐ先には逗子海岸という暮らしは逗子ならではでしょうか。
<日常風景・葉山>
海だけの魅力ではなく、実は山側にも日常的に魅力的なスポットはあるんですよ。いま秋の季節ならでは、紅葉の風景です。実は逗子・葉山は、海に近いので特に台風シーズンなどにどうしても塩混じりの雨が降りますから、きれいに紅葉が見れるところは限られます。そのような意味から貴重な日常風景でもあります。